次は MacOSX でハイレゾ再生してみた。
MacOSX では foobar2000 のようなフリーウェアが無いようなので、市販のソフトを使う。その中でも比較的安価(74ドル)なのが「Audirvana plus 2.0」だ。
インストールは極めて簡単。ただ、初期設定ではDSDのハイレゾファイルをDACが対応している最高bit数&最高サンプリング周波数のPCMに変換して出力する設定になっているので、DSDネイティブで再生するには若干の設定が必要。
設定方法は…
まず OSX のサウンド出力の設定を確認。
OSX のシステム環境の「Sound」の中の「Output」で「iFi (by AMR) HD USB Audio」は選ばないのが吉。
選ぶとシステムサウンドが盛大にオーディオシステム(スピーカーやヘッドフォン)から出てしまうので、ここは「Internal Speakers」等他のディバイスにしておく。
次に、Audirvana Plus の「Preference」画面の中の「Audio System」で「Prefferd Audio Device」を「iFi (by AMR) HD USB Audio」に Change する。
さらに、すぐ下の「Active Audio Device」の「native DSD Capability」を「DSD over PCM standard 1.0」にする。
これで、無事DSDのネイティブ再生が可能になった。
有料ソフトだけあって、とても分かり易い。
音は、、、foobar2000 とあまり変わらないような気もする。
[追記(2015/4/20)]
CDで取り込んだ音源をアップサンプリングする事で、なんちゃってハイレゾにも出来るので、やってみた。
「Preference → Audio Filters」画面で「Forced Up Sampling」の項目で「Power of 2 over sampling only (2x, 4x, …)」にするのが良かったような気がする。設定を変えると、確かに音が変わる。変わるが、良くなったかどうかは微妙な感じだ。元々無いデータを無理クリ作り出しているので、若干不自然な感じがつきまとう。
iTunes と一体化させる「iTunes integrated mode」にすると、iTunes に取り込んである普通の音源を、なんちゃってハイレゾにして楽しめるので、これはこれでアリかと思う。まだ日本では正式には手に入らないハイレゾ音源が多くあるので、手に入るようになるまでは、これで楽しむのも良いかも?
なお、HDD搭載機種では曲を先送りした時などにパチパチノイズが乗る。SSD搭載機種ではそういう音がしない。具体的には、HDD搭載Mac miniではノイズがしたが、SSD 搭載の MacBook Pro Retina ではしなかった。
できるだけノイズ源の少ないSSD搭載機種を使った方が良さそう。。。
[追記]
ノイズが乗るのは、古い Mac の USB ポートの仕様の模様。(外部電源を持った)USB ハブを使うと解消するという情報もある。
なお、MacBook Pro Retina は USB3.0 のみ搭載なので、iFi nano iDSD を使う場合、ファームウェアのアップデートが必要。
余談だが、MacBook Pro Retina は非常に快適。仮想化した Windows も入れているけれど、超高速起動してサクサク動くので、Windowsノートは使わなくなった。